続・脱プラスチック
先日ブログで書いた、脱プラスチックの国内の動き。
どんどん加速してきているので今日はちょっとだけ続報です。
が5月8日、2030年をめどに、
グループでのプラスチック製レジ袋の使用量ゼロ
を目指すと発表しました。
コンビニのセブンイレブンでもレジ袋の素材を紙に変えるなどに切り替える予定だそうです。
紙袋の需要が上がるということで、紙・パルプ業界に追い風かと思うのですが、
素直に喜べない実情があるみたいなんです。
今、古紙の不足により、
ダンボールの値上げがおこっています。
段ボールの原料となる古紙を中国が「爆買い」し、日本の製紙会社が調達困難に陥っているためです。
中国政府は2018年５月、環境対策のため不純物が多い米国産古紙の輸入を規制しました。
また同年８月にはアメリカによる関税発動の対抗策として、２５％の報復関税を課した。その結果、アメリカ産の対中輸出が減る代わりに、中国と違い回収の仕組みが確立されており、地理的な近さや品質の高さも魅力の日本産は輸出がさらに増えたためです。
今もまさに話題で持ちきりの米中貿易摩擦ですが、
昨年の貿易摩擦の余波は今になってこんなところにもでているんです。
国内では、5月から大型ボトル飲料の値上げがおこっています。
これは、ダンボールの価格高騰が大きな理由となっています。
このような実情があるため、国内で脱プラスチックの動きが活発になってきても、
なかなか手放しでは喜べないんですよね。
私が、気になっている銘柄【9274 国際紙パルプ商事】
も上記のセブンアイグループの発表を受けても大きく値上がりはしませんでした。。。
買うか迷うなー。。
以上、ツマがお届けしました。
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